「ムスナイナイ」舞い、一体に 金武伝統のカチャーシー 講座の成果発表


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【金武】金武町立中央公民館(山城清盛館長)は金武町の金武、並里地区にそれぞれ伝わる「ムスナイナイ(金武カチャーシー)」講座の成果発表を6日、同公民館で行った。受講生18人は練習の成果を発揮し、金武の伝統を魅せた。

町の民踊愛好会(手前)の舞いを歌三線で盛り上げるムスナイナイの講座受講生ら=6日、金武町立中央公民館(同公民館提供)

 「ムスナイナイ」は歌が一節ずつ掛け合いを繰り返していくのが特徴。4月から町として初めて歌三線講座に取り組んだ。
 発表は町内の祭り「ぬちぐすい・まーさむんフェア」の一環。受講生は祭りの最後に登場し、観客は音に合わせて踊るなど盛り上がった。上演後は受講生から「自分で弾けた」と喜びの声が上がったという。
 山城館長はムスナイナイについて「まーかちんねん(どこにもない)伝統文化だ。若い人たちにも継承していきたい」と意欲を見せた。
 同公民館は来年度も同様の講座を開く。