船舶やタクシー、オキカ導入検討 乗車システム拡張協


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 IC乗車券「OKICA(オキカ)」の利用拡大を議論する沖縄IC乗車券システム拡張協議会(座長・大城郁寛琉球大教授)の本年度第1回会合が9日午後、県庁で開かれ、8月下旬ごろまでに離島船舶とタクシーの両事業者がオキカを導入するか方針を示すことなどが報告された。

 タクシー事業者がオキカ導入を決定した場合、オキカによる決済額が増えるため、運営する沖縄ICカード社は資本金を増やすなど関連法である資金決済法への対応を迫られることになる。金融機関による増資支援を受けて資金決済法への対応が可能になった場合、オキカはこれまでの公共交通機関のみならず、商業施設での決済などさまざまな場面で利用できるようになる。