星の数、まさに天文学的 宇宙散歩MEGASTARが開幕


社会
この記事を書いた人 松永 勝利
「夢幻宇宙」の中で、オーロラ観察を楽しむ来場者=23日正午すぎ、浦添市美術館

 幻想的な宇宙空間を再現した「宇宙散歩 by MEGASTAR」(琉球新報社主催、浦添市教育委員会共催)が23日、浦添市美術館で開幕した。8月28日まで。

 沖縄の街並みの夜景から宇宙空間へといざなう「夢幻宇宙」、観測データを基に立体的に星空を配置し、宇宙空間での浮遊感を感じることのできる「3D SKY WALK」などを見ようと、午前9時半の開幕前には入場を待つ親子連れらで列ができた。

 家族で観覧した成田和久さん(43)は「普段の夜空ではこんなに星空は見られないが、実際には宇宙にこれだけたくさんの星々がある。それが見られてよかった」と満喫した様子。娘の莉奈さん(5)は宇宙空間に投げ出されたような感覚について「フワフワしている感じで楽しかった」と話した。

 沖縄での開催は2009年以来。MEGASTAR開発者でプラネタリウム・クリエーターの大平貴之さんは「作品に新たな要素が加わり、ボリュームも増したものになっている。宇宙には限りない広がりがあることを感じてもらいたい」と話した。入場料は一般1200円、小中学生800円。【琉球新報電子版】