ゴルフ2016年度(第10回)全国小学生大会は9日、兵庫県の宝塚GC(パー72、5745ヤード)で行われ、女子の部で石原渚裟(浦城小6年)が2アンダーの70で優勝した。石原はスタートの1番、2番を連続バーディーとして、前半9ホールで四つのバーディーを奪った。2位に2打差をつけて逃げ切った。男子の部では米須清幸(北谷小6年)が首位に3打差のイーブンパーで5位に入賞した。
◆貫禄逃げ切り、唯一のアンダーパー
アウトスタートの石原渚裟(浦城)が序盤から飛び出した。1、2番で連続バーディーを奪い、3番こそボギーで一つ落としたものの、続く4、5番で再び連続バーディー。一気にスコアを伸ばし、参加50選手でただ一人、アンダーパーを記録した。
石原は序盤について「パットは苦手だけど、きょうはうまくいった。それでバーディーが多くなった」と振り返った。4、5番ではドライバーとセカンドショットがよく、しっかりグリーンオン。それぞれ2、3メートルの距離を沈めバーディーを奪った。
パープレーが目標だったが、うれしいバーディー量産となった。
後半は我慢のゴルフでバーディーとパーが一つずつ。12番パー3では、6メートルのバーディーパットも決めた。石原は「自分のできる限りのことはやった。その結果、アンダーパーにつながった」と充実感をにじませた。
2013年のハイビスカスカップ小中学生ゴルフ伊江島大会では低学年の部で優勝したことがある。
8月はさらに九州大会、10月は福島県で全国大会がある。石原は「二つとも優勝できるようにしたい」と強い決意を見せた。