昇降機故障でモノレール社陳謝 4者、速やかな修繕確認


この記事を書いた人 金城 美智子
モノレール昇降機の故障問題で謝罪する沖縄総合事務局南部国道事務所の當山全浩副所長(右端)ら=19日午前10時、那覇市の沖縄都市モノレール

 沖縄都市モノレール「ゆいレール」で全15駅中6駅で昇降機が止まったままになっている問題で、昇降機の早期復旧に向け、県、那覇市、沖縄都市モノレール社、沖縄総合事務局南部国道事務所の4者による合同会議が19日、問題が明らかになって以降初めて開かれた。

 会議に先立ち、4者の代表が会見を開き、モノレール社業務部長の崎濱猛氏が「相次いでエレベーター、エスカレーターが故障停止し、お客さまに多大なご不便とご迷惑をお掛けしていることを心からおわび申し上げる」と述べて、県民や観光客らに謝罪した。

 会見には、南部国道事務所の当山全浩副所長、県都市計画・モノレール課の松島良成課長、那覇市道路管理課の比嘉世顕課長らが出席。崎濱氏は、5月以降の故障の経緯を説明した。

 その後の会議では、修繕手配を速やかに行う方法や、保全のための経費確保に向け、県、那覇市などとモノレール社の契約内容について意見交換した。
【琉球新報電子版】