仲里周五郎氏が死去 「空手」県文化財保持者


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 沖縄県無形文化財「沖縄の空手・古武術」保持者で沖縄小林流空手道の仲里周五郎(なかざと・しゅうごろう)氏が24日午後10時、肺炎のため那覇市の病院で死去した。96歳。那覇市首里山川町出身。告別式は27日午後2時から3時、浦添市伊奈武瀬1の7の1のいなんせ会館で。喪主は長男稔(みのる)さん。

 仲里氏は1920年生まれ。沖縄空手の保存継承と発展に貢献し、特に海外への普及拡大に尽力した。県空手道連合会最高顧問などを務めた。98年に琉球新報社の沖縄空手道・古武道功労賞を受賞。2000年に県指定無形文化財保持者に認定された。03年に県労者表彰、07年に旭日双光章を受章した。