募金箱の寄付金、振り込みを ひまりちゃん支援で会見


この記事を書いた人 松永 勝利
寄付総額が1億円を超えたことに感謝し、目標額達成に向けて協力を呼び掛ける父の森川孝樹さん(左から3人目)=1日午前、県庁

 拡張型心筋症のため心臓移植が必要な森川陽茉莉ちゃん(1)=横浜市=の父孝樹さん(30)=うるま市出身=と「ひまりちゃんを救う会」のメンバーは1日午前、寄付総額が1億円を超えたことを受けて県庁で記者会見した。ただ目標額2億9500万円の3分の1にとどまることから、さらなる支援を呼び掛けた。
 孝樹さんは「多くの方々に励ましていただき、感謝している。必ず移植を実現し、元気になった娘とともに支援してくれた方々にお礼をしたい。まだ会わせていない沖縄の祖父母(陽茉莉ちゃんの曾祖父母)にも娘を会わせたい」と話した。
 「救う会」は県内各地の店舗や銀行窓口などに募金箱を設置している人々に対し、9日までに募金箱に寄せられた寄付金を同会の口座に振り込むよう呼び掛けている。募金箱は県内の約2500カ所に設置されている。
 陽茉莉ちゃんは感染症による発熱や血栓ができたことによる補助人工心臓のポンプ交換を繰り返しており、容体は一進一退。両親は10月末の渡米を目指している。【琉球新報電子版】