「魂の書」が放つ力 金澤翔子の世界展始まる 浦添市美術館


この記事を書いた人 松永 勝利
開会式でテープカットする金澤翔子さん(中央)、池原寛安浦添市教育長(左)、新垣順基琉球新報社営業局長=3日午前、浦添市美術館

 「ダウン症の女流書家 金澤翔子の世界展~共に生きる~」(主催・琉球新報社、共催・浦添市教育委員会、協力・琉球海運)が3日、浦添市美術館で始まった。沖縄での本格的な個展開催は初めて。10月2日まで、代表作「風神雷神」をはじめとする作品約60点が展示される。
 開会式で金澤さんは「ハイタイ」とあいさつし「心を込めて書いた。ぜひ見てほしい」と来場を呼び掛けた。
 主催者を代表して、琉球新報社の新垣順基営業局長が「金澤さんの競争しない心が伝わるとうれしい」とあいさつし、池原寛安浦添市教育長は「金澤さんの書には、万人を元気にする力がある」と笑顔で語った。
 午前9時半から午後5時まで(最終入館は午後4時半)。観覧料は一般800円、中・高生600円、小学生400円。前売り券と当日の20人以上の団体料金はそれぞれ100円引き。【琉球新報電子版】