特支校生徒雇用を要請 県教委などが県内6社訪問 西崎特支校生も参加


この記事を書いた人 金城 美智子
生徒代表であいさつする西崎特支校高等部2年の我那覇祐輝さん(右端)=8日午前、那覇市壺川の沖縄ワタベウェディング本社

 特別支援学校高等部の生徒の就業促進を図ろうと県教育委員会は8日、「特別支援学校就業支援キャンペーン」として企業を訪問した。県教委や沖縄労働局の職員、特支校の生徒、教職員ら約50人が参加し、雇用や就業体験の受け入れを求めた。

 同日午前、沖縄ワタベウェディング(那覇市、小岸弘和社長)を訪問した平敷昭人県教育長は「特支校生徒の就職状況は依然厳しいものがある。就労体験や雇用の受け入れをお願いしたい」と要請した。生徒を代表して我那覇祐輝さん=西崎特支校高等部2年=は自身の就業体験であいさつの重要さを学んだとして「学校や日常生活でもあいさつがきちんとできるように頑張っている」とPRした。

 沖縄ワタベの長嶺将樹取締役統括部長は「(職場では)あいさつなどで会社の雰囲気をつくっていくことも大事だ」と応じた。県教委などは今日一日かけて6社を訪問する。

 キャンペーンは9月の障がい者雇用支援月間に合わせたもので、1994年から続いている。
【琉球新報電子版】