大雨、宜野湾で土砂崩れ 慶良間、渡名喜 9月最多


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 沖縄本島地方は9日、前線や湿った空気の影響で大気の状態が不安定となり、前日に引き続き各地で激しい雨が降った。宜野湾市新城では土砂崩れが発生した。けが人はいない。同日午後8時20分までの72時間の降水量は慶良間空港で228ミリ、渡名喜村で100・5ミリを記録し、9月の観測史上最大となった。那覇は207・5ミリだった。

 宜野湾市新城では午前9時47分、市民からの通報を受けて市消防本部が土砂崩れ現場を確認した。午後8時現在、誤って人が近づかないよう警戒区域が設定されている。

 一方、同日早朝、名護市東江区では県道84号沿いや東江小学校近くの道路などで膝下までの冠水が発生した。津波一夫東江区長(44)が同日午前、市消防本部へ通報した。区は大雨のたびに冠水が発生しやすい場所であることを踏まえ、市に冠水対策を求めている。