「しまくとぅばの日」が10周年 県が普及功労で6団体6個人表彰


この記事を書いた人 松永 勝利
県しまくとぅば普及功労者の被表彰者ら=17日午後、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター

 9月18日を「しまくとぅばの日」と県条例で制定してから10周年を迎えたことを記念するイベント(県主催)が17日午後、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催された。今年新たに創設された県しまくとぅば普及功労者に6団体6個人が表彰された。
 シンポジウムではしまくとぅばの普及に向けた課題などを議論した。役者の八木政男さん、吉田妙子さんは各地のしまくとぅばを織り交ぜて漫談も披露した。被表彰者と主な功績は次の通り。(敬称略)
 【団体】読谷ゆうがおの会(民話集の発刊)、育成学童クラブ(創作劇上演や老人会との交流など)、沖縄市文化協会しまくとぅば部(児童生徒とのうちなーぐち劇など)、北中城村文化協会しまくとぅば部(小中学校への講師派遣など)、豊見城市文化協会(しまくとぅば子ども教室の開催など)、宮古島市文化協会(方言大会や講座の開催)
 【個人】山城ウメト(琉球村で来場者にしまくとぅばを広める)、八木政男(沖縄芝居役者、沖縄演芸学園学園長として普及)、高宮城清(北谷町文化協会で子どもを指導)、野村朝常(県沖縄語普及協議会での活動など)、吉田妙子(本名・比嘉妙子、沖縄芝居役者、翻訳などの活動)、岡山稔(石垣市の子どもたちへの指導)