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亜熱帯地域での生命医学分野の調査・研究を助成する第2回ライフサイエンスプロジェクト(一般財団法人・生命医学研究振興財団、琉球新報社共催)の助成認証式が1日、那覇市の那覇セントラルホテルで行われ、3氏それぞれに認証状と助成費100万円が授与された。
助成を受けたのは、いずれも琉球大医学部付属病院の所属で、小児科講師・診療教授の百名伸之さん(57)、耳鼻咽喉科助教の上原貴行さん(37)、歯科口腔(こうくう)外科講師の仲宗根敏幸さん(49)。
百名さんは「小児造血細胞移植後の凝固異常症における循環血中血小板由来マイクロパーティクル(PDMP)測定の意義」を研究。「研究には試薬や物品などかなりの予算が必要で、大変ありがたい」と話した。
「HPV関連頭頸部癌(がん)における新たな発癌機構の解明」を研究している上原さんは「予算が厳しい中で、助成があることは大変大きなことだ。有意義に活用したい」と喜んだ。
仲宗根さんの研究は「沖縄県の口腔扁平上皮癌患者における客観的分化度評価の検索」で、「県内の口腔がんの患者を一人でも多く治療し、完治できるよう研究を続けたい」と意欲を語った。