10月の暑さ 戦後最高 沖縄県内 平年の2・1度高


この記事を書いた人 新里 哲

 沖縄気象台は1日、10月の沖縄地方の地域平均気温は平年より2・1度高く、10月としては1946年の統計開始以来過去最高を記録したと発表した。県内26の観測地点全てで最高を更新した。10月の平均気温は、那覇で平年より2・5度高い27・7度など、各地で平年を大幅に上回った。

 沖縄気象台によると、現在発生中のラニーニャ現象に伴い、フィリピン付近で積乱雲の発生が多くなり、平年よりも太平洋高気圧が西に張り出した。そのため、沖縄付近に暖かく湿った空気が流れ込みやすくなった。中国付近の高気圧が発達せず、冷たい季節風の影響を受けにくい状態が続いたことも要因とみられる。