【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設で17日、未明から正午ごろにかけて、N1地区ゲートとメインゲートの2カ所から、少なくとも資機材を積んだトレーラー9台、ダンプカー60台が同訓練場に入った。
市民ら約40人は早朝からN1地区ゲート北側の県道70号上でダンプ車両の通行を阻止しようとしたが、午前9時ごろに約100人ほどの機動隊に排除されて歩道側に閉め出された。市民らは歩道上でシュプレヒコールを上げた。
友人と3人で座り込みをした福島県郡山市の主婦・橋本あきさん(61)は「初めて機動隊によるごぼう抜きを経験した。一人間としてきちんと扱われない現状は、原発問題で苦しむ福島県と同じだ」と怒りをあらわにした。【琉球新報電子版】