高齢者の芸術作品一堂に ねんりんピック美術展始まる


この記事を書いた人 金城 美智子
「沖縄ねんりんピックかりゆし美術展」の開幕式でテープカットする関係者ら=2日、那覇市の県立博物館・美術館

 高齢者の趣味や創作活動を通した活力ある長寿社会づくりを目的とした「第8回沖縄ねんりんピックかりゆし美術展」(県、県社会福祉協議会主催)が2日、那覇市の県立博物館・美術館企画ギャラリーで始まった。7日まで。入場無料。

 日本画、洋画、工芸、写真など計281点が展示されている。表彰式で湧川昌秀県社会福祉協議会長は「いずれも出品者の意気込みが感じられる素晴らしい作品ばかりだ。今後も創作を続けてほしい」と激励した。

高齢者たちの多彩な芸術作品が展示されている「沖縄ねんりんピックかりゆし美術展」

 工芸部門で陶芸作品「雲海」が最高賞に当たる県知事賞を受賞した幸地良丈(りょうじょう)さん(79)=宜野湾市=は「沖縄の海や空を意識して作った。今回の受賞が、これから陶芸を始める人たちの励みになってほしい」と喜んだ。

 各部門の金賞受賞者は次の通り。(敬称略)
 日本画・新垣津也子(69)=南城市、洋画・塩濱豊子(79)=西原町、彫刻・与那嶺勝正(73)=南城市、工芸・津波敏雄(77)=南城市、書・新里敏子(64)=北谷町、写真・長濱大(67)=豊見城市
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