【名護】全国の小中高校などから募集した全国暴力団追放運動用のポスター(全国暴力団追放運動推進センター主催)で、最優秀賞に名護市立大宮中3年の山城楓花さんの作品が選ばれた。全国最優秀賞は県内初。暴力団からの離脱や社会復帰を支援するイメージを描いた。今後、カレンダーやポスターなどで全国の運動の中で活用される。伝達表彰式が2日、同校の全体集会で行われ、国吉盛純名護署長が表彰状を手渡した。
山城さんの作品は県内の応募作品211点から最優秀賞に選ばれ、県代表となった。全国各都道府県からの代表作品249点から最優秀賞に選ばれた。
美術部に所属し、これまでも深夜徘徊(はいかい)防止や暴力団追放のポスターで多くの受賞歴がある山城さんは「暴力団から離脱したい人に手を差し伸べ、助けようというイメージで描いた。(全国最優秀賞は)沖縄から初めてだと聞き、とてもうれしい」と笑顔を見せた。
国吉署長は「こんなにうれしいことはない」、大城覚校長は「学校としても励みになる」とたたえた。