生産増へ収穫期待 波照間、宮古で製糖始まる


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製糖の操業が始まった波照間製糖工場=5日、竹富町波照間島(同工場提供)

 【波照間島=竹富】竹富町波照間島の波照間製糖工場で5日、2016~17年産サトウキビの製糖操業が始まった。関係者が出席し圧搾開始式が開かれた後、刈り取られたキビが次々と搬入された。宮古島市の宮古製糖伊良部工場が1日に操業を開始するなど、県内は来春にかけて製糖シーズンを迎える。

 波照間製糖工場によると、長雨や日照不足が影響し生産量が下落した前年に比べ今年は干ばつの懸念の中で雨が降るなど「平年並みの成長」という。今期のサトウキビ生産量は前期比1738トン増の1万2077トン、砂糖生産量は366トン増の1700トンを見込んでいる。同工場の金武清也事業所長は「台風が襲来し降雨に助けられた。品質も悪くない」と話し、順調に収穫が進むことを期待した。