糖度上々、増収見込む ゆがふ製糖開始式


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 沖縄本島唯一の製糖工場・ゆがふ製糖(うるま市、知念宏彦社長)の製糖開始式が17日午後、開かれた=写真。多くの関係者が訪れ、今期の豊作と安全操業を祈願した。初日はサトウキビ約620トンが運び込まれた。平均糖度は13・7度で、基準糖度帯内(13・1~14・3度)の品質を確保し、順調な出足となった。

 ゆがふ製糖によると本島内の今期のサトウキビ生産量は、台風の襲来もなく生育が盛んな時期に適度な雨に恵まれたため生育がよく、前年比で2・9%多い16万1千トンを見込む。

 製糖開始式で知念社長は、今期の操業日数を2017年4月5日までの110日間を予定しているとして「農家にとってゆとりのある収穫日数が確保できていると思う。砂糖の国際相場も高値で推移している」と語った。