「思いやり予算」現場巡る バクレー監督ら あす上映会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
基地内を眺めるリラン・バクレー氏(左端)とツアー参加者ら=23日、北谷町北前の米軍キャンプ瑞慶覧第5ゲート前

 【中部】在日米軍駐留経費・思いやり予算の在り方を問うドキュメンタリー映画「ザ・思いやり」のリラン・バクレー監督=神奈川県=らが23日、本島中部地域を訪れて米軍普天間飛行場やキャンプ瑞慶覧など米軍施設周辺を巡った。富士国際旅行社が22日から3泊4日で実施するツアー「バクレー監督と行く沖縄」の一環で、県外から5人が参加している。

 バクレー監督は「思いやり予算がどう使われているか見れば驚くはずだ。参加者に知ってほしい」と述べた。次作「ザ・思いやりパート2」も製作中で、ツアーでは作品に登場する人たちを訪ねる。

 一行は23日、北谷町北前の米軍キャンプ瑞慶覧第5ゲート(北前ゲート)前を訪れ、米軍人・軍属による事件被害者の会の村上有慶さん(67)=北谷町=の話に耳を傾けた。福島県から参加した八幡隆英さん(67)は「事件や事故の賠償に日本の税金が使われているとは知らなかった」と語った。

 25日午後2時から那覇市若狭の不屈館で「ザ・思いやり」を上映する。問い合わせは事務局佐藤契さん(電話)090(2625)8775。