モバイルプリンス
今月8日、翁長雄志知事がすい臓がんのため、67歳の若さで亡くなった。
翁長知事は米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対し、国と対立していたことで大きな注目を集めていた。そのため、全国からも多くの追悼の声が集まったんだ。
突然だったのでビックリしました。とても残念です。
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翁長知事が亡くなった事は、ネットでも大きな話題になった。
みんなが追悼のコメントを出す中、ごく一部だけれどもその死を露骨に喜んだり、馬鹿にするコメントも書き込まれていたんだ。
そうだったんですか。
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政治家である以上、批判や反対意見が出てくるのは当たり前だ。しかし、ネットに書き込まれていたひどいコメントは、言論になっていない、ただの悪口・誹謗中傷だ。
ごく一部とはいえ、こうしたコメントはインパクトがあり、とても目立つ。
これを見て「ネットには何を書いてもいいんだ」と勘違いしないように注意をしよう。人としての最低限のマナーや配慮、優しさを忘れないようにしよう。
そうですね。気をつけます。
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翁長知事は生前からネット上で「娘は中国共産党の幹部と結婚した」とのデマを広げられていた。
こうしたデマがきっかけで、「日本・沖縄のためではなく、中国・北朝鮮のスパイとして活動している」と信じる人が増えて「反日(日本に反対する人)政治家」と言われ続けていた。
そうした流れで翁長知事に追悼コメントを出した安室奈美恵さんも「反日」扱いするようなコメントも出てきた。
デマがどんどん広がるんですね。
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翁長知事は生前、県外の人たちの沖縄への無関心、沖縄への誤解や間違った情報に対して強く怒っていた。
そんな翁長知事が亡くなったニュースにも、間違った情報を基にしたコメントが付いている。とてもやりきれない気持ちだ。
そうですね。
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ネットでは数が少なくても「強い」言葉が印象に残る。それは誰かを傷つける言葉だったり、デマだったりする。
そうした「強い」言葉ばかりを警戒せずに見続けていると、気付いたら自分もそうした言葉を使い、人を傷つけたりデマを広げる可能性があるんだよ。
改めて、ネットを使う上での礼儀やマナー、情報の正確性を意識して、「強い」言葉に流されない必要があるね。
【プロフィル】
モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。