モバイルプリンス
動画を配信するスマホアプリが人気になっている。
編集して作り込んだ動画を投稿する「You Tube」、歌やダンスなどを投稿する「Tik Tok」、ライブ配信の「17 LIVE」などバリエーションも豊富なんだ。
これまでの動画コンテンツは、中高生が「見る側」になることが多かったけれど、「Tik Tok」や「17 LIVE」は中高生が「見せる側」になっていることも多いんだよ。
そうですね。若い子が動画を投稿したり配信しているのをよく見ます。
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「Tik Tok」や「17 LIVE」に頻繁に動画を投稿し、人気が出てくると中高生でもファンを作ることができるようになる。
アイドルやタレント、ミュージシャンを目指す人たちにはチャンスとも言えるアプリなんだ。
そうですね。
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その一方でリスクもある。例えば、顔を出して頻繁に動画を投稿することで、見ている人に顔を覚えられることもあるんだ。
部屋で動画を撮影していても、窓から映る風景や制服などで、住んでいる場所が大まかに特定される可能性だってある。
中高生なら、通学の時間帯などが決まっているので、狙い撃ちされやすくなる危険性がある。
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顔を出して配信し、こまめに視聴者とコミュニケーションを取ることができるから、相手が本気で好きになって付きまとい行為に発展し、怖い思いをしている人たちもいるんだ。
そうなんですね。
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アイドル業界では、ファンがアイドルに本気でほれることを「ガチ恋」などの呼び方をしているよ。通常こうしたガチ恋ファンには事務所のスタッフが対応をして、アイドル本人を守っている。
しかしながら、ただ動画を配信している中高生には守ってくれるスタッフがいない。お家の人に動画配信することを言っていないと、相談することができず一人で不安を抱えることになってしまう。
中高生が動画を配信する場合はリスクがあることを知った上で、お家の人に説明して理解してもらってやってほしい。
確かにそうですね。
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どうしてもお家の人や先生などに相談ができない場合は、警察に相談しよう。
何かあってからでは本当に遅いよ。
【プロフィル】
モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。