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サップ親子、世界席巻 息子・荒木珠里君V、父・汰久治さん3位

SUPの世界大会で好成績を収めた荒木汰久治さん(左)と息子の珠里さん=7月29日、米国ハワイ州オアフ島(汰久治さん提供)

 【名護】7月に米国ハワイで開かれたパドルの世界大会「M2M」で、名護市立緑風学園6年生の荒木珠里君(12)がスタンドアップパドルボード(SUP=サップ)ジュニアの部(14歳以下)で優勝を果たした。出場選手の中で最年少だった。父親の荒木汰久治さん(44)=同市在住=も、SUP世界最高峰の大会「M2O」で3位入賞を果たし、親子で好成績を収めた。珠里君は「最高のパフォーマンスができた。大会で2位だった選手は自分が目標にしていた選手。勝つことができてうれしい」と満足そうに話した。

 2人が出場したのは、共にボードの長さ14フィート(約4・2メートル)以下の部。珠里君は、ハワイ諸島のマウイ島からモロカイ島までの海峡45キロを渡る大会「M2M」に出場した。4時間40分52秒でゴールし、2位の選手に2分の差を付けて優勝した。

 汰久治さんは、モロカイ島からオアフ島の間にある海峡55キロを渡る「M2O」に参加した。コースは荒れることで有名で、その難しさから世界最高峰の大会と言われている。20年間同じ大会に出場しており、今回初めて表彰台に登った。「やっとの思いで成し遂げることができた」と喜んだ。M2Oで3位は日本人として歴代最高に並ぶ順位だ。

 2人は毎日、市安部の海岸で早朝と夕方に合計2時間程度、サップを練習している。汰久治さんは「家族5人で楽しみながら練習してきた。親子で好成績が取れたので、良かった」と話した。

 汰久治さんによると、サップは2024年のパリ五輪の種目に新たに加わる可能性があり、珠里君は「オリンピック出場を目指す」と意気込む。汰久治さんは珠里さんについて「最小限の力でボードを進める方法を無意識に習得している。天才だ。私が到達できなかった高みを珠里なら行ける」と話した。


海峡を渡る荒木汰久治さん=7月29日、米ハワイ州(荒木汰久治さん提供)