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だんらんの季節 火災注意 可燃物、熱源離して使用を


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 寒さが厳しさを増す中で使用頻度が増える製品に関し、火災を招かないためのポイントを製品評価技術基盤機構(NITE)が紹介している。家族で鍋を囲む機会も多いが、カセットこんろ・ボンベの事故も頻発。電気ストーブ関連の出火も多く「一家だんらんの季節、でも熱源とは遠距離で!」と呼びかけている。
 NITEが注意を促しているのは「電気ストーブ」「カセットこんろ・ボンベ」「スプレー缶」の3製品。2013~22年度にNITEに寄せられた3製品が出火した事故は計128件だった。
 静岡県の50代男性は2019年12月、電気ストーブに触れた布団が発火しやけどの重傷を負った。22年12月には兵庫県で、お好み焼きを焼く鉄板の上に飲食店店員がカセットこんろを置いたためボンベが爆発。近くにいた60代女性に当たり死亡する事故があった。
 NITEは、電気ストーブは「使用しないときは電源プラグを抜く」、カセットボンベでは「最後まで使い切る」などの対策をまとめ、ホームページで公開している。