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日弁連会長に渕上氏 法曹三者、初の女性トップ


日弁連会長に渕上氏 法曹三者、初の女性トップ 渕上玲子氏
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 日弁連の小林元治会長(72)の任期満了に伴う次期会長選が9日に投開票され、元東京弁護士会会長の渕上玲子氏(69)の当選が決まった。弁護士、検察官、裁判官の法曹三者で女性がトップに立つのは初めて。20日の選挙管理委員会で正式に決定し、任期は4月1日から2年間となる。
 元千葉県弁護士会会長の及川智志氏(58)との一騎打ちを制した。
 渕上氏は長崎県出身。一橋大を卒業後、1983年に弁護士登録した。2017年に日弁連副会長と女性初の東京弁護士会会長に就任した。20~21年には日弁連のナンバー2に当たる事務総長を務め、新型コロナウイルス禍の発生当初に事務対応のかじ取りを担った。
 会長選では選択的夫婦別姓制度の実現や、災害対策・復興支援に関する弁護士の役割強化、裁判手続きのデジタル化推進などを訴えた。
渕上玲子氏