第41回外国人による日本語弁論大会(主催・県国際交流・人材育成財団)が10日、那覇市のパレット市民劇場で開催され、11カ国・地域から12人が参加した。最優秀賞の県知事賞には「またね、沖縄!」と題して発表したペルーのハヤカワ・ブルゴス・アンドレア・ジャネットさん(31)=県文化観光スポーツ部交流推進課=が選ばれた。
ハヤカワさんは、国際交流事業のJETプログラムで2019年4月に沖縄に来た。曽祖父が山口県出身で、自身も小学校まで埼玉県で暮らしたハヤカワさんは、初めて訪れた沖縄の海と空、エイサーに魅了された。4月に事業の満期を迎え沖縄を離れる。「沖縄は、たまたま配属された勤務先ではなく、私の人生にとってもう一つの家です」と、5年間を過ごした沖縄への熱い思いを語った。受賞に「一番の目的は沖縄への感謝を伝えることだった。本当にありがとうと言いたい」と話した。
その他の受賞者は次の通り。(敬称略)
▽県国際交流・人材育成財団理事長賞(優秀賞)「いつも笑顔を忘れずに」周煜(中国、琉球大)
▽沖縄テレビ賞(優良賞)「悪戦苦闘する日々!」ダイセンベーグ・アン・マリ・エリザベス・ツベタナ・ソヒー・マーゲリット(フランス、琉球大)
▽審査員特別賞「運命を変える」マデ・ワワン・アルタプトラ(インドネシア、前田産業)
(沖田有吾)
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ハヤカワさん(ペルー)に最優秀 日本語弁論大会 沖縄への感謝語る
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琉球新報朝刊
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