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アマゾン配達員 スト実行を通告 長崎市、契約切り抗議


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 長崎市で通販大手アマゾンジャパンの商品を扱うフリーランスの配達員が、下請け会社の一方的な契約打ち切りで失業の危機にあるとして、8日にストライキを実行すると会社側に通告したことが2日、配達員が加入する労働組合「東京ユニオン」への取材で分かった。30~40人が参加予定で、長崎市での配達に支障が出る恐れもある。
 ユニオンによると、長崎市の配達員が契約する埼玉県川口市の2次下請け運送会社に対し、横浜市にある1次下請けの運送会社が昨年12月、アマゾンの商品配達の委託契約を今年4月上旬で打ち切ると通告した。
 約50人が仕事を失う恐れがあり、ユニオンは1次下請け会社に対し、直接契約などの措置を取るよう求めたが、応じる姿勢はないという。そのため、3月7日までに状況が変わらなければ、ストに踏み切ると2月末に通告した。長崎市の配達員は2022年9月、東京ユニオンの支部労組を結成した。