2人一緒にハーフマラソンのゴールラインを踏んだのは仲山千恵子さん(62)=沖縄市=と正聡さん(62)=同=夫婦だ。「30年近く一緒に走っている」という2人。「海外のマラソンにも参加してみたい」と話し、さらなる挑戦を見据える。
昔からマラソン大会に出場していた正聡さん。結婚当初、千恵子さんは応援で駆けつけていた。「ずっと会場で待っているなら走れば?」と正聡さんに誘われてマラソンの世界に入った。
千恵子さんは「走ったこともないし、マラソンは嫌いな方だった」と話す。「痩せるよ」との言葉にも背中を押され、挑戦を始めた。走る時は「(正聡さんが)ペースを合わせてくれる」と千恵子さん。
今では「旅行気分で」と年に数回、県内のマラソン大会に出場する。2人は「こんなに応援してくれる大会は沖縄以外にない」と楽しむ。
千恵子さんは「1人より2人がいい。何かあった時でも安心」と頼もしさを感じている。正聡さんは2人でのマラソンは「いいんじゃないかと思います」と照れくさそう。今後は「ホノルルマラソンなどに出てみたい」と笑顔を見せた。 (金盛文香)
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手取り合い完走 仲山さん夫婦
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琉球新報朝刊
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