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 ■知床沈没、乗船者のカメラ発見か


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 北海道・知床沖で2022年4月、観光船が沈没し26人が死亡、行方不明となった事故で、ボランティアとして不明者の捜索に当たった地元の漁師桜井憲二さん(61)らが今月、知床半島沿岸でさびたデジタルカメラを発見したことが17日、分かった。乗船者の所持品の可能性がある。
 桜井さんらは事故後、半島の海岸線で複数人の遺体や骨を見つけ、身元特定につなげた。お盆で焼香をするため仲間と4人で岬近くを歩いていた14日午前11時過ぎ、入り組んだ波打ち際の砂の上でカメラを発見した。
 15日に道警に届けると、家族2組から「機種やカメラの箱が一致した」などの声が寄せられたという。桜井さんは「中の映像を復元できれば、事故原因の解明にも役立つかもしれない」と期待を寄せた。