【宜野湾】松川正則市長の急逝に伴う宜野湾市長選は8日投開票され、市政継承を訴えた無所属元職の佐喜真淳氏(60)=自民、公明推薦=が当選を確実にした。佐喜真氏は米軍普天間飛行場の返還実現を掲げ、2018年8月以来、6年ぶりに市長に返り咲いた。
佐喜真氏は市長を2期務めた知名度の高さと実績とともに、行政手腕の評価が高かった松川市政の継承を訴えたことなどが奏功した。
投票率は53.27%で、2022年の前回選挙に比べて10.22ポイント下回った。
選挙戦は事実上の一騎打ちとなり、対立候補の無所属新人で前市議の桃原功氏(65)=立民、共産、社民、社大推薦=は短期決戦の中、政策が浸透しなかった。
佐喜真 淳氏(さきま・あつし) 1964年8月9日生まれ。宜野湾市真志喜出身。千葉商科大卒。市議や県議を経て、2012年に宜野湾市長選で初当選。2期目途中の18年8月まで市長を務めた。18年、22年の知事選に出馬したが落選した。
関連記事