【写真】事件・事故で絶たれた命「痛かったね。生きたかったね」…被害者の靴に遺族の思い添えた「生命のメッセージ展」 沖縄大で24日まで


【写真】事件・事故で絶たれた命「痛かったね。生きたかったね」…被害者の靴に遺族の思い添えた「生命のメッセージ展」 沖縄大で24日まで 昨年の展示風景=2023年6月14日、沖縄大(金良孝矢撮影)
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 事件や事故などで亡くなった被害者の靴や等身大パネルを展示し、命の重みを伝える「生命のメッセージ展」が22日から、那覇市国場の沖縄大学で開かれる。

 「びっくりしたね。痛かったね。生きたかったね」「生まれ変わっても、またお父さんとお母さんにしてください」……。「メッセンジャー」と呼ばれる被害者の等身大パネルには、遺族の言葉が添えられてある。遺品の靴とともに全国で生命の大切さを静かに、強く訴えてきた。

 県内では2008年に那覇市で初開催。現在は那覇市内に53人のメッセンジャーが常駐し、昨年度は県の犯罪被害者支援活動の一環として、中城村役場など5カ所で一部が展示された。昨年6月の同大での初展示には6日間で約500人が来場。主催団体の一つ「犯罪被害者支援ひだまりの会okinawa」の河井(旧姓・川満)由美代表は、車を運転する機会の増える学生など若い人にたくさん見てもらいたいという。「加害者にも被害者にもなってほしくないから」。

 22~24日それぞれ午前9時~午後5時、同大本館1階ホワイエ。入場無料。

 (小川昌宏、写真も)