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与野党の論戦 本格スタート 衆院3補選


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 衆院3補欠選挙の告示翌日の17日、自民、立憲民主両党の幹部らは論戦を本格化させた。唯一の与野党対決となった島根1区が注目区。岸田文雄首相に近い自民の松山政司参院幹事長は松江市で企業を回り、票の掘り起こしを進めた。森山裕総務会長は東京都内で講演し「何としても国民の信頼を取り戻す」と表明。立民の泉健太代表は松江市での街頭演説で「裏金問題は解決していない」と批判した。
 森山氏は政治改革に関し「どう法律で担保していくのか、野党と議論して改めるべきは改めるのが大事だ」と強調。政治資金規正法改正を巡り「会計責任者を監督する立場にある議員の過失責任を厳格化する方法もある」と提起した。
 泉氏は演説で、東京15区と長崎3区を不戦敗とした自民の対応について「黒星を付けたくないから逃げた」と反発。裏金事件に触れ「首相は処分を受けていない。選挙で示しをつけないといけない」と呼びかけた。