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基地内の消火剤 染み出たと推測


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 京都大の原田浩二准教授(環境衛生学)の話 米軍基地周辺での高濃度の検出は、基地内で使われてきた泡消火剤が外に染み出したと推測できる。発生源の特定や除去ができなければ改善は難しく、大量流出の危険も隣り合わせだ。米側は基地の土壌調査に協力し、どの程度の量をいつごろから使用したかといった情報を公表すべきだ。
 内閣府の食品安全委員会は、子どもの出生時の体重低下について関連を「否定できない」としている。リスク予防に向け、汚染源の特定や漏出への対策が不可欠だ。