琉球新報社 １３日午後１時３０分、東江武男さんはルアーでタマンを狙おうと伊是名漁港横の浜へと向かった。午後２時に干潮時の水路に向かって１１センチ、３８グラムのルアーを投げていると、足元近くをスーッと黒い影が走った。１０キロ位のＧＴ（ロウニンアジ）かと影の走った方向にルアーを投げると、すぐにヒットした。ラインはＰＥ２号なので無理はできない。ファーストランは５０メートルほど走ったところで止まったが、ここからラインを巻いては出されること２０分。ついに足元まで寄せて、推定３０キロのＧＴの尾を捕まえてハンドランディングに成功した。魚が弱らないように注意し、近くにいた奥さんに記念写真を撮ってもらった。撮影後ルアーマンである彼は最高のファイトに感謝して魚を伊是名の海へリリースした。
船からも２０キロ
伊是名島に住む友人の仲田さんからＧＴが絶好調との情報が入り、１４日、儀保順一さんは友人の武井さんと共に伊是名島に渡った。仲田さんが操船する船で島の周辺を攻めた。最初に大物がヒットしたのは午前１０時すぎ、釣り上がったのは３０キロ近い大きなオニカマスだった。そして午後１２時２９分、儀保さんのロッドが再び大きく曲がった。ベテランの巧みなファイトにあっさりと上がったのは２０キロオーバーのＧＴで、これもキャッチ＆リリース。この日はそのほかにもアカナーやアカジン等も釣れ、豊かな伊是名の海を満喫した。（取材・仲栄真修）
【各地の釣果】
◎大山カーエー４５センチ
産卵期も佳境に入り、カーエーの反応が不安定になっている。１４日、平良誠さんは宜野湾市大山の海岸で４４・８センチ、２・２６キロのカーエーを釣った。腹には卵がパンパンに入っていたという。
◎前島タマン活性
相変わらずタマンがよく釣れている。１３日、野崎貴夫さんはＹＯＳＥＭＩＹＡのリーフフィッシング企画で前島に渡り、５８センチ、２・８キロを頭に４匹のタマンを釣った。ほかの前島上陸組の４人も１人２匹のタマンを手にした。
釣りは楽しく安全を第一に。釣り場ではライフジャケットの着用を心掛けてください。
（新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎）
