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組踊の地謡育成などを図る「伝統組踊正風会」(平良薫会長)の第10回公演「あしびなープレゼンツ組踊公演」がこのほど、沖縄市民小劇場あしびなーで行われた。
節目となる舞台で「手水の縁」と「花売の縁」の組踊2題を上演した。
地謡は両演目を通し立方と呼吸を合わせて演奏した。ただ、演目や場面によっては、高音域の声量不足など課題も感じられた。
1993年から隔年ごとに公演を積み重ね、地謡育成に取り組んできた同会。今回は出演者の体調不良に伴うアクシデントもあり、万全ではなかったのが惜しまれる。課題を踏まえ、今後も地謡育成につながる取り組みを期待したい。(古堅一樹)