琉舞「朱日流」を創流 古謝弘子、家元に


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琉球舞踊「朱日流」の創流について語る古謝弘子家元=嘉手納町

 琉球舞踊「宮城流朱之会」の古謝弘子会主が琉球舞踊「朱日(あけび)流」を26日までに創流し、家元となった。本格的には来年から同流としての活動を始める。

同流は、宮城美能留師匠から継承した技を基に(1)女性による組踊の確立(2)劇性豊かな琉舞の深化(3)世界に顕現する舞踊の創造(4)次世代への教育―などに取り組む方針。
 「朱日」は太陽を意味する言葉で、芸能学会の三隅治雄会長が命名。来年1月13日に創流の祝賀会・免許授与式を開き、同4月18日には嘉手納町で古謝弘子琉舞研究所の開設40周年記念も兼ねた披露公演が行われる。
 古謝家元は「研究所を開いたころの気持ちを忘れず初心に戻りたい。基本的なことを大切にしながら、子どもたちの育成など、会主たちと一緒に団結し取り組む」と意欲を語った。