健康長寿 学生が支援 活動センター名桜大に開所


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健康・長寿センターの看板を掲げ、開所を祝う学生や大学関係者=21日、名桜大

 【名護】北部12市町村の住民を対象に、名桜大の学生を派遣して健康指導や食育活動を進める「名桜大健康・長寿サポートセンター」の開所式が21日、同大であった。高齢者の健康維持だけでなく、若年・中年層の生活習慣病予防も兼ねており、やんばるの長寿を学生が支える。

 センター長には高瀬幸一准教授(運動生理学)が就任。高瀬准教授は「前任の福岡から沖縄に来て以来、沖縄は健康に問題がある人が多いと感じていた。これをスタートに北部12市町村の健康維持、長寿復活に力を入れたい」と話した。
 センターにはスポーツ健康学科、看護学科の学生15人が参加。音楽と運動を組み合わせた「JOYBEAT」の指導などに当たる。名桜大では学科やゼミ単位で市町村、字の健康増進活動に協力してきたが、センターに統合することで活動の効率を上げ、市町村の要請にも応じやすくなる。
 開所式では比嘉佑典理事長、瀬名波栄喜学長もあいさつし、比嘉理事長は「これまで学んだ成果を社会に還元し、地域とお年寄りに学ぶ姿勢を持ってほしい」と激励した。