合格した国家試験や検定試験などを難易度で分けて点数化し、高得点の生徒を表彰する2012年度ジュニアマイスター顕彰制度で、このほど、沖縄工業高校工業化学科3年の大城憂士君(18)が231点を獲得し、経済産業大臣賞(全国1位・特別表彰)に輝いた。
大城君は「1年生のころからの積み重ねが認められてうれしい」と喜びを話した。
大城君が高校3年間で合格、取得した資格・検定は20種類。中でも排出物で公害を発生させないように工場などを監督する公害防止水質1種の国家資格は大人でも合格率は約20%と、かなりの難関とされている。
県内の高校生がこの資格を取得するのは8年ぶり。大城君は「大学では環境問題の研究に取り組みたい。化学の力で環境問題を解決させたい」と目を輝かせた。
山城邦定校長は「大城君の活躍は後輩たちの励みとなる。これからの活躍に期待したい」と話した。