記者の葛藤や思い知る 読谷高で新報出前講座


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大城和賀子記者(右端)の話に聞き入る1年7組の生徒ら=2月27日、読谷高校

 【読谷】琉球新報記者による出前講座「おでかけりゅうPON!」が2月27日、読谷高校(與那覇健勇校長)で開かれた。1年7組の生徒40人が、記者の仕事や将来の夢を取材するワークショップを通して、今後の目標や進路を考えた。

 読谷村を担当する中部報道部の大城和賀子記者が、記者の仕事や新聞社を志したきっかけを紹介。昨年読谷村で起こった米兵による住居侵入中学生傷害事件の取材に当たった経験から、記者としての葛藤や思いを語ると、生徒たちは真剣な表情で聞き入っていた。大城記者は自分の人生を振り返り「いろいろ回り道をしたが無駄な経験などなかった。みんなもいろいろなことに挑戦してほしい」とエールを送った。
 その後、生徒らは互いに将来の夢を取材し合うワークショップに挑戦。自分の進路をあらためて見詰め直した。
 参加した宮城遥さん(16)は「記事を書く人にも、苦労や相手を思って悩むことがあるということが印象的だった」と話した。