クラシック名曲歌う 森山良子


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クラシックに挑戦した「Ryoko Classics」について語る森山良子=琉球新報社

 歌手の森山良子がクラシックの名曲や映画、ミュージカル曲などを収録したアルバム「Ryoko Classics」を2月に発売した。「アヴェマリア」やショパン「小犬のワルツ」などのほか、武満徹「翼」やオリジナル曲まで全15曲。3000円。

 中学生時代から声楽の歌唱法を学んでいたという森山。「自分の持っていたクラシカルな面を広げ、レベルアップさせた。技術的に新たに学んだ部分もある。初めての曲にも挑戦し、いい機会になった」と語る。録音を「シューベルトならこう歌わねばシューベルトにならないという“らしさ”が表現としてある。難しい面もあり緊張したが、楽しみながら前向きに臨んだ」と振り返る。
 ディズニー映画「ピノキオ」主題歌「星に願いを」や、チャップリン「ライムライト」の主題歌「エターナリー」など、以前からコンサートで歌ってきた曲も収録。ツアー公演は2部に分け、クラシックとジャズなどを歌い分ける。「いろんなジャンルを歌うことで楽しさが増す。クラシックにはクラシックの歌い方があるが、その中でいかに自分に近づけられるか。他の曲と混ざり合うように歌うことが目標」と展望する。
 沖縄の人々に「『さとうきび畑』や『涙そうそう』と同じように聞いてほしい」と呼び掛けた。