舞踊と武術の関連紹介 勤王流の川井会主


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「夜雨節」に乗せて居合を披露する川井民枝会主=4月13日、那覇市の琉球茶房「あしびうなぁ」

 勤王流八重山舞踊保存会無錆之会の川井民枝会主の独演会「第5回踊(ぶどぅ)り清冽(かいしゃ)」が4月13日、那覇市の琉球茶房「あしびうなぁ」で行われた。

本部御殿手(うどぅんてぃー)の宮城鷹夫範士を招き八重山舞踊と武術の関連性について実演を交えて紹介した。
 宮城範士は「かぎやで風」に乗せて、本部御殿手の型「武の舞」を演武した。歌詞は、本部御殿手開祖総本家の本部朝勇の歌「按司方の舞方 ただ思て見るな 技に技すゆる 奥手やれば」を用いた。宮城範士は「こねり手」「拝み手」など踊りにおける手の動きが武術にも共通していると解説した。
 川井会主は「夜雨節」に乗せて居合を披露した。また八重山舞踊の古典6題も披露、「かしかき」をしっとりと舞った。