作家の村上春樹さん(64)が6日、京都市左京区の京都大百周年記念ホールで「公開インタビュー」に登場し、4月12日に出版した長編小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」について「文学的に後退したと思う人がいるかもしれないが、僕にとっては新しい試みなんです」などと語った。
村上さんが近年、国内の公の場で話をするのは極めてまれ。抽選で選ばれた約500人が、世界的な人気作家の肉声に耳を傾けた。
「河合隼雄物語賞・学芸賞」創設を記念した公開インタビューのテーマは「魂を観る、魂を書く」。文芸評論家の湯川豊さんが聞き手を務めた。
(共同通信)
村上春樹さん「新しい試み」 最新作、公開インタビューで
この記事を書いた人
琉球新報社
![Avatar photo](https://ryukyushimpo.jp/uploads/2023/09/cropped-ryuchan_maru-1-21x21.webp)