共同クラウド研究所開設 IT津梁パークに誘致


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 通信大手のNTTコミュニケーションズ(東京、有馬彰社長)、日本電気(同、遠藤信博社長)、イイガ(同、安部則孝社長)の3社は1日までに、うるま市の沖縄IT津梁パークに、インターネット経由で情報を処理するクラウドコンピューティング技術に関する研究機関「一般社団法人沖縄オープンラボラトリ」を設立した。

情報通信技術(ICT)の革新やクラウドに関する新技術の開発を手掛け、商用利用に向けた検証に取り組む。
 クラウドコンピューティングのシステム開発拠点として、うるま市兼箇段にクラウド・データセンターの整備を進めている県が、国際情報通信の拠点化につなげようと誘致を目指していた。
 沖縄オープンラボは5月8日に設立。理事長にNTTコミュニケーションズの伊藤幸夫取締役が就任した。初年度は10人体制でラボを運営。会員に学術機関を含め数十の企業・団体を募る。県のクラウド・データセンター整備後は同施設に移転し、研究を本格化させ、3年後をめどに研究成果を発表する計画だ。