八重山農林チーム 低炭素杯ファイナリストに選出


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低炭素杯ファイナリストに選出され、意気込む登野城吉慶君、松川聖也君、砂川大樹君、島袋周優君(右から)=12月24日、石垣市の県立八重山農林高校

 【石垣】地球温暖化防止運動に取り組む全国の団体、企業、学校が活動内容を発表する「低炭素杯2014」(同実行委員会主催)の学生活動部門ファイナリストに、八重山農林高校緑地土木科・環境工学部プロジェクトチームが選出された。2月14、15の両日、東京ビッグサイトで行われる最終発表会に生徒4人が参加する。

 八重山農林高チームの発表内容は「木づかいで守れ、八重山の自然! ものづくりで挑む、低炭素社会の確立!」。間伐材や廃段ボールで遊具を作り保育園に寄贈している活動や、染色材としての樹皮利用、キノコ栽培など、森林資源の有効活用で循環型社会を目指す活動を報告する。
 同校は演習林を有効活用し、地域に貢献する活動を3年前から行っていて、発表会では活動実績と成果を強調する。
 低炭素杯には1620団体の応募があり、学生活動部門の最終発表は11団体が参加する。成績上位には環境大臣賞などが贈られる。
 リーダーの砂川大樹君(3年)は「いろんな学校の発表をしっかり聞き、後輩に教えたい」と強調。島袋周優君(2年)は「先輩から受け継いでいるプロジェクトを理解し、ほかの参加団体が驚くような発表にしたい」と意気込んだ。
英文へ→Team Yaeyama Norin makes final in low-carbon championship