春に学びや巣立つ 喜び“四重奏”高宮城さん一家


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
家族と一緒に卒業を迎えた高宮城辰代さん(中央左)と家族ら=9日、名護市の名桜大学

 【名護】名護市の名桜大学に通っていた高宮城辰代さん(41)=うるま市=が9日、中学3年のりんさん(15)と小学6年の陸君(12)、幼稚園生の琉夢君ら3人と共に卒業を迎えた。

 高宮城さんは「(子育てと両立は)大変だったが、家族が支えてくれたおかげでできた。子どもたちと一緒に卒業できてうれしい」と笑顔で話した。
 看護師として働いていた高宮城さんは、若年妊娠について学ぶために名桜大学のスポーツ健康学科に編入学した。「一緒に編入した学生と楽しみながらできた」と2年間を振り返る。学科では養護教諭の免許を取得した。今後も養護教諭を目指して、採用試験の勉強に励む。
 夫の学さんは「勉強を続ける姿は偉い。子どもたちに努力して学ぶ背中を見せることができたから良かったと思う」と誇らしげに語った。