久茂地小への思い共有 存続させる会、今月末に解散


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久茂地小学校を存続させる会「最後の集い~うむい、かたやびら~」=17日、那覇市の久茂地小学校図書室

 久茂地小学校を存続させる会(東恩納寛治会長)の「最後の集い~うむい、かたやびら~」が17日、那覇市の同校で開かれた。久茂地小は3月末で廃校となり、新設の那覇小に統合される。

参加した約25人は、8年半の会の活動を振り返り、久茂地小への尽きない思いを語り合った。会合で東恩納会長は31日付で会を解散することを宣言、統廃合を教訓に「今後は地域力を高め、地域の財産である人づくりを進めていくことを決意する」と述べた。
 同会は2005年、久茂地小統廃合案を含む市教委の「適正配置基本方針」を受け、「存続をのぞむ会」が発足。10年に「存続させる会」に再編した。会は市に意見書や陳情書を提出し、11年8月に集めた署名は1万7千人を超えた。同年11月には国際通りでパレードを実施し、翁長雄志市長との対話も重ねた。
 参加者は「地域の結束力はすごく、活動で得るものは大きかった」「小さい学校ならではの良さがあった」などと語り合った。