協同ガス、太陽光発電完成　ＪＡ関連３番目

　【沖縄】沖縄協同ガス（八重瀬町、比嘉貞雄社長）は１２日、沖縄市海邦町の第一農薬（下地隆弘社長）で、太陽光発電施設の落成式を開いた。２社はＪＡおきなわ（砂川博紀理事長）の関連会社で、ＪＡが取り組む太陽光発電を利用した売電事業の一環。砂川理事長は「再生可能エネルギー事業の普及推進につながるはずだ」と述べた。

　設置されたシステムの発電出力は３０８・７キロワット。年間総発電量は約３４万１００９キロワット時で、２０１４年度は約１４３２万円の売電を見込んでいる。４月の売電実績は約１４５万円だった。総工費は約１億円で施設面積は約３１５０平方メートル。１２６０枚の発電パネルを設置しており、二酸化炭素削減量は年間で約１１３トンとなる予定だ。
　ＪＡグループ内でのシステム設置はＪＡおきなわはごろも支店、同具志頭支店に次いで３件目。ＪＡは今後も各支店や関連企業、農作物集出荷場の屋上などに設置していく考えだ。