第37回5・15平和行進全国結団式 「再び戦場にさせぬ」、全国と連帯求める


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全国から多くの参加者が集まり開かれた平和行進全国結団式=15日午後4時15分、那覇市のパレット市民劇場

 沖縄が日本復帰から42年を迎えた15日午後、第37回5・15平和行進全国結団式(5・15平和行進実行委員会、沖縄平和運動センター主催、フォーラム平和・人権・環境協力)が那覇市のパレット市民劇場で開かれた。全国から約480人(主催者発表)が参加した。平和行進は普天間基地の閉鎖・返還、辺野古新基地建設などの断固阻止を掲げ、16日から3日間、東、西、南コースに分かれ、県内各地の米軍基地や沖縄戦の激戦地を歩く。

 主催者を代表し、山城博治実行委員長は「安倍内閣は憲法を変えようとして、戦争へひたすら走りまくり、沖縄が戦争の最前線に据えられようとしている。再び戦場にされることに断固反対し、沖縄だけでなく全国に発信する5・15として行進を成功させよう」と呼び掛けた。  平和行進は16日午前9時、名護市辺野古で開く3コース合同出発会を皮切りに開始する。「5・15平和とくらしを守る県民大会」は18日午後2時から、宜野湾海浜公園屋外劇場で開く。【琉球新報電子版】