外国語対応ダイバー育成 県と業者連携、8人雇用へ


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 県は2014年度、外国語に対応できるガイドダイバーの育成事業に初めて取り組む。外国語ができる県内求職者を対象に、ダイビングのガイドに必要な専門技術や技能習得を図る。ダイビングショップ事業者と連携し、8月までに8人を採用する計画。

新規雇用を前提に研修を実施する。人材育成のほか、雇用対策にもつながるため、県はハローワークを通して6月以降、受講者を募集する。
 育成事業は県の「美ら海ガイドダイバー育成支援事業」の一環で、事業費は2496万円。
 受講生が最終的に、観光客を案内できるガイドダイバーライセンスや潜水士資格の取得も目指す。
 県によると、近年は外国人観光客数が増加している中、外国人ダイバーも増加傾向にある。しかし、外国語対応可能なダイビングショップの数が少なく、外国人ダイバーの受け入れ体制整備が課題となっている。
 県文化観光スポーツ部観光振興課の担当者は「外国人ダイバーがより一層安心・安全にダイビングができるように受け入れ体制を整えていきたい」と話した。
 県によると、12年度の外国人観光客の旅行内容はダイビングが6・8%を占める。欧州と中国本土、北米からの観光客が多い。
英文へ→Okinawa to provide more multi-lingual diving guides