童唄で沖縄伝える てぃーだぬ家、修学旅行生が民泊


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三線の演奏や琉舞を楽しみながら沖縄の伝統文化を学ぶ修学旅行生=8日、うるま市田場の「たーばぬてぃーだぬ家」

 【うるま】うるま市田場の瓦屋「沖縄のわらべ唄と民話の里 たーばぬてぃーだぬ家」は8日、初の修学旅行生の民泊受け入れを行った。京都教育大学付属京都小中学校の4人が訪れ、童唄やしまくとぅばを通して沖縄の歴史や文化を学んだ。

 本年度からうるま市での民泊受け入れが始まったことに伴うもの。てぃーだぬ家で民話や童唄を教えている宮城葉子さん(57)は「昔ながらの体験をしてほしい」と伝統的な古民家での民泊受け入れを決めた。
 宮城さんの知人らが、「かじゃで風」や「ご縁節」などの古典音楽や民謡を三線で演奏した。世界若者ウチナーンチュ連合会の玉元三奈美さん(26)らが琉舞で歓迎した。
 長谷川朝香さん(14)は「沖縄独特のメロディーだった」と感想を話した。生徒らは初めてしまくとぅばを体験し「違う国の言語のようで通じないけど、説明で伝わった」などと話した。