5・15平和行進始まる 辺野古で3コース初の合同出発式


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辺野古の浜で初の3コース合同による出発集会後、各コースへ出発する5・15平和行進の参加者=16日午前、名護市辺野古の浜

 沖縄の日本復帰から42年を迎え、第37回5・15平和行進(同実行委、沖縄平和運動センター主催、フォーラム平和・人権・環境協力)が16日、県内の米軍基地や戦跡を縫う東、西、南の3コースで始まった。

国内外から1230人(主催者発表)が参加し、名護市辺野古への新基地建設や集団的自衛権行使容認に反対の声を上げ、平和と反戦への思いを新たにした。
 新基地建設に抗議し、辺野古の浜で午前、3コース合同による出発集会が初めて開かれ、約1100人(主催者発表)が参加した。実行委員長の山城博治沖縄平和運動センター議長は「辺野古に新基地を、高江にヘリパッドを造らせない。沖縄から全国の仲間を集い、発信していこう」と呼び掛けた。
 集会後は東コースが辺野古を出発、西、南コースは各出発地点の読谷村、糸満市へバスで移動し、3コースで合計46・1キロを歩いた。2日目の17日は午前9時、うるま市の天願桟橋(東コース)、沖縄市役所(西コース)、糸満市の平和祈念公園(南コース)を出発する。